2016年5月6日金曜日

国立大学と高専の教員の年齢の比較

国立大学教員と高専教員の平成26年度の平均年齢を、役職別に比較し、違いを可視化してみました。

国立大学に関しては、「全ての大学を合わせた各役職の平均値」がありませんでしたので、「各大学の各役職の平均値」の平均値を用いました。大学により各役職を構成する人数が異なるため厳密には本当の平均値とは異なりますが、ざっくり見積もる分にはそれほど影響ないだろうと考えました。


一方、高専に関しては逆に各高専のデータがなく、「全ての高専を合わせた各役職の平均値」がありましたのでそれを用いています。

比較の結果が以下になります。




全体的に、「高専の教員の方が若い」ことが分かります。
ただし教授はほとんど同じで、より低い役職である講師や助教ほど、高専教員の平均年齢が低いようです。

どの程度若いのかをより分かり易くするために、高専教員の平均年齢を、同じ役職の大学教員の平均年齢を1としてその割合を計算してみました。


教授や准教授はほぼ同等であるのに対し、講師や助教は2割ほど年齢が低いことが分かります。このことは、高専の方が、高齢になるまで講師や助教にとどまる人が少ないことを意味しているのかもしません。最もありえそうな可能性は、高専では年齢が上がるにつれて自動的に役職も上になることです。 このあたりはあくまで推測ですが。。


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